全ての意志決定者は一度株で大損こくべき

プログラミングとは直接関係ないですが、営利組織の舵取りに不可欠な意思決定について。

さてさて自分は投資については全くの素人なのですが、その世界ではわりと有名なプロスペクト理論(元は行動経済学の概念だそう)というのがあります。簡単に言うと

・人間は目の前の利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると損失そのものを回避しようとする。

と言う事だそうです。つまり、自分自身の意思決定が人間のこのような性質に影響をうけていると言うことを客観視出来ない人は、「まだまだ上がる余地があるのに上昇中の株価が反転するのが怖くて早々に売却してしまう」「値下がり中の株の含み損が売却によって確定するのを躊躇し、いたずらに損失を拡大させてしまう」という利益を上げるといった観点では逆の不合理な行動をとってしまいます。

さて、これは投資に限った話ではなく企業で行われる意思決定においても非常に似たようなケースがあるのではないでしょうか。例えば

・商談中の顧客が明らかに無理な要求をしてきているのに、失注を恐れて強気に交渉したり、切ったりすると言うことができない。
・事業がずっと赤字を垂れ流しているのに、今まで行ってきた投資を考え撤退の決断ができない。

意思決定者がこれらの責任を全面的に取ってくれれば良いのですが、残念ながらここで生じた歪は現場に降りてくるんですよねー。何故なら責任転嫁以前に自分がこのような性質にモロに流されていると言うことを彼もしくは彼女自身が認識出来ていないので、自分に非があると全く思っていないから… その挙句の、激務、長時間労働、デスマーチと言うのはもう鉄板と言っても良いぐらいお決まりな流れな気がします。

そういうのを考えると、やはり一度個人的に株で大損こいて、その理由についてきちっと消化&対策出来ている人の方が良いマネージャーや良い経営者になる可能性が高いような…

(そんなん無理やろと言うツッコミは置いておいて)少なくとも自分はそういう人の下で働きたいですね。

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